太陽ファインケミカルでは、製造アイテムの特性に応じて複数のろ過方法からソリューションをご提案致します。
ろ過方法および装置は平均ろ過比抵抗α_{av} (表1)を基準に検討いたします。
表1 平均ろ過比抵抗と代表的なろ過装置
平均ろ過比抵抗 α_{av}[m/kg] |
ろ過するアイテム |
太陽ファインケミカルのろ過技術ソリューション |
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スラリー濃度高 |
スラリー濃度低 |
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<5×10~{8} |
砂など |
ヌッチェ、遠心分離 |
バックフィルタ カートリッジフィルタ |
~5×10~{10} |
ラジオライト♯900 |
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~5×10~{11} |
活性炭、化成品 |
遠心分離(一部困難) フィルタープレス |
リーフフィルタ スパークラ―フィルタ |
>5×10~{12} |
粘土質材料、色素等 |
フィルタープレス |
最も課題となるのは、平均ろ過比抵抗α_{av} =5×10~{11} 付近のスラリー濃度の高い材料です。この数値付近の素材は遠心分離がしにくくなり、ろ過ケーキの硬さ・剥がれ易さ・洗浄性等を考慮したろ過方法および装置のご提案をいたします。
弊社の最も得意とするろ過技術は色素製造のノウハウを生かしたフィルタープレスです。ポリプロピレン樹脂のろ板を使用しているため、含侵しやすい有機溶剤への適用性が低いデメリットはありますが、ろ過面積が広く、ろ過性の悪いものも効率よく濾過することが可能です。
また、基準の表だけでは解決できないこともありますので、弊社の染料製造工場として蓄積されたデータ、実績、部署間の連携から、最善のろ過方法を検討してご提案いたします。
平均ろ過抵抗α_{av} の求め方
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